配達証明で出す効果があるよ、と知り合いに言われた方が

「なんとか証明・・・、内容証明だったかな? それで出したいんだけど」

ということでしたので、そのたたき台をおみせしたところ、

「えっ?、なんかそんなスゴイものじゃなくって・・・郵便局で出すだけのものらしいんだけどなあ」


聞きなれないと、同じようなものに思えるのが配達証明と内容証明です。
双方ともに受取人に心理的な圧迫感を与える効果があるといわれておりなんだかそういういうものが届くとちょっとドキドキしますが、
配達証明や内容証明、その違いはご存じですか?


配達証明とは、
 相手方にその郵便が到達したことを郵便局が証明するもので郵便物を郵便局で出すときに「配達証明にしてください」と言えば、
 配達証明郵便になります。

内容証明とは
 どのような内容の通知をしたかを郵便局が証明するのものです。
 内容証明は、その書式や文字数にきまりがあり、同じ内容のものを3通作成して郵便局で内容証明郵便として出します。
 1通は出したい相手用、1通は自分用、1通は郵便局保管用です。(今は24時間受付の電子内容証明もあります)

なんか同じような感じに思えますが・・・

内容証明が証明するのは、
   文書を出した事実
   文書を出した日付
   文書の内容

配達証明が証明するのは、
   文書を受け取った事実
   文書を受け取った日付

つまり、発信の記録証明が内容証明で
    受信の記録証明が配達証明、というわけです。

やっぱり同じことじゃない、と思われるでしょうか?

「その郵便を出した」と差出人が主張しても受取人が「そんなものもらっていない」と言われないとも限りません。

民法では、相手に到達して初めて意思表示の効力が生じるという到達主義をとっているため、
受取の記録も必要となってくるのです。

内容を証明しつつ、受取の記録も欲しいという場合は「配達記録付きの内容証明郵便」にしなければいけません。

なお、内容証明自体には法的効力があるわけではありません。
また、穏便に解決しようとしているときに内容証明送ることによってこじれることもありますので、
その使い方には気を使ってくださいね。

文責:原沢 由美