財産には、預貯金や土地、株式といったプラスの財産と、例えば、それを購入するために借入金をしていた場合等、マイナスの債務があります。
プラスの財産だけに相続税を課し、債務を考慮しないとすれば著しく不公平な課税体制になります。プラスの財産からマイナスの債務を差し引いて、純粋な財産額を算定し相続税を課しなければなりません。

では、どんな債務が控除されるでしょうか?
死亡時に残っていた債務で、相続人が引き継ぐものはすべて控除の対象となります。例えば、住宅ローンや買い物のクレジット、もし、個人で事業を行っていた場合の買掛金や未払金も該当します。入院をしていた場合の医療費や入院費用、介護費用等も当然含まれます。

未払いの税金の控除も忘れてはいけません。死亡した人でも所得税の申告と納税は必要です。また、固定資産税の未納も考えられます。

ところで、以前お話をしましたがお墓や仏壇は非課税財産です。
とすると、お墓や仏壇は生前に買っておいた方が絶対にお得です。亡くなった後にお墓を購入する場合はその購入資金は相続税がかかった後の財産です。生前に買って支払を済ませておけば、その購入代金は相続財産から自動的にはずれます。それだけで、必ず相続税は安くなります。